ライフ&インテリアオーガナイズとは住育を考える住まい
「住育」を考える住まい "住む"を育む
住む人が幸せに過ごせる暮らし環境は子供に限らず全ての人を育んでくれます。 勿論この暮らし環境には一人住まいや核家族や大家族など多様なタイプがあります。

「○育」と聞けば子供主体のものと考えがちです。 「子供の頃の体験は終生ひきずる」とも申しますように、子供にとっての環境の影響は大きいということは言うまでもありません。 しかし、ご家庭にもよりますが子供が一緒に住む期間とは意外に短いと思うのです。

子供をメインに建てた家も夫婦二人になったとたんガランとしてしまい、機能を果たせていない部屋が残っている・・・そんな話をよくお聞きします。
子供を中心に住まいをかっちり作ってしまうのではなく、ひとりひとりが主役で変化していく生活スタイルにあわせた柔軟な暮らし方のアイデアが実現できれば、家族みんなが快適で幸せな時間を満喫できるのではないでしょうか。
子供部屋のインテリアコーディネート
こどもだから、ではなく
「生活スタイルにあわせた柔軟な暮らし方のアイデア」について、例えば子供部屋の例で考えてみましょう。

例えばご新築のインテリアコーディネートをするなかでオーダーメイドカーテンをご提供することが多いのですが、限られた御予算の中で計画する場合、成り行き上子供部屋への費用が抑えられてしまい、簡易に揃えても構わないだろうと大人の都合で判断されてしまうことがあったりします。
そんな時は「感性を日々養っているお子様への環境はとても大切ですから重要視すると良いですよ。」とやんわりアドバイスしています。
「お手持ちの布を加えてシンプルなカーテンにちょっと楽しくアレンジしてみましょう!」と空間を豊かにしてくれる布手法にアイデアを練って、オンリーワンのお部屋の誕生です。 
「楽しいもの、素敵なものを自分の空間に取り込んでいる」という自覚は嬉しいものです。自分の部屋が大好きになった子供たちは嬉しいアクションを起こすにちがいありません。

毎日の居場所からイマジネーションを膨らませ大いに楽しみ学び安らぐことができることは子供たちにとって至福の環境といえるでしょう。 五感教育というものがあるとすれば家庭こそそれが実現できる学び舎なのだなと感じます。 子供を特別扱いし、親の好みを押し付けるのでもなく、予算や空間の制約などであきらめるのでもなく。
子供と一緒に住空間を育む、そんな工夫やアイデアで環境づくりを楽しむことができれば変化し続ける生活の中でもいつも楽しんで暮らしていけると考えています。
男の子の子供部屋
男の子には
想像力を広げて遊べる使い勝手のいい家具を用意して、ごちゃごちゃしていないカッコいい部屋を作ってあげましょう。男の子も自分の部屋のことには情熱を燃やします。

5歳にもなると、たいていの子はどんな飾り付けやキャラクターがかっこいいかわかるようになり、それらをせめて一部でも自分のプライベートな空間に持ち込もうとします。全体的な雰囲気については女の子ほど騒がないかもしれませんが細かな事にはとことんこだわるのです。 
男の子たちに必要なものは何もないできるだけ広い床と、おもちゃの電車やレーシングカーまで多岐にわたるコレクションを分類してしまえてすぐに遊べるようにしておける大容量の収納です。とにかくどんなものも丈夫である対策は練っておくとベストです。
女の子の子供部屋
女の子には
幼い女の子のほとんどは可愛いものが好きです。古典的な花柄の部屋でも素敵なのですが、もっとフレッシュで現代的な要素を取り入れてみるのはどうでしょう。

淡いクリーム系で統一した部屋や白一色の部屋は幼い女の子が自分の大切な宝物をディスプレイするのに最適のキャンバスとなります。 
ママが子供の頃に夢見たものをそのまま娘のテリトリーに持ち込むのは思いとどまって下さい。
どんなスタイルの部屋にしてよいか思いつかないようなら、子供自身にインスピレーションを求めて下さい。
まずは好きな色について話してみてください。
どんなものに興味をひかれているか観察してください。
小さなヒントから素敵な部屋づくりがはじめられると思います。

幼い女の子はお人形の服を選んで着せかえるのが好きなようにかわいい枕カバーと布団カバーを自分なりにコーディネートすることもきっと楽しんでやります。
部屋の模様替えをする絶好の時期

赤ちゃんが2歳を迎えてベビーベットを卒業するときが、部屋の模様替えをする絶好の時期でしょう。
基本的に必要な家具は赤ちゃんの頃とたいして変わりませんが今度は大きなベットが部屋の中心となります。できるだけ上質なマットレスを探してください。
子供は体重はありませんがしっかりと固い支えが必要ですし、良いマットレスなら末永く愛用できます。質の良い眠りは健やかな成長に影響大です。